【Splendor(宝石の煌き)】ルール詳細と攻略法

ボードゲーム
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ルール詳細~ゲームの目的と手番の流れなど~

ゲームの流れと目的

 宝石の煌きではプレイヤーが手番順にアクションを行い、誰かが場に並ぶ発展カードや貴族タイルから、15勝利点を得ることで終了に向かいます。
 そして、誰かが15点以上になった後最後手のプレイヤーが手番を行った段階で、ゲームが終了し、最も勝利点が高いプレイヤーが勝利します。
 その時点で同点の場合獲得した宝石カードが少ない方が勝利するため、一枚で高い得点をもたらすカードを獲得するのも重要ですね。
 手番のアクションについては

1.宝石トークンの獲得
2.発展カードの獲得
3.発展カードの確保


 の三種類で、これらに関してここからご説明させていただきます。

手番でできること~宝石トークンの獲得~

 宝石トークンは発展カードを獲得する際に使用します。
 発展カードはいずれかの色の宝石一つ分として働きますが、発展カードが揃っていない中盤までや、大量の宝石を要求されるレベル3の発展カード(最上段の発展カード)を獲得するためには、不足分を宝石トークンを支払いに充てるしかありません。
 そのため、いかに効率よく必要な宝石トークンを集めるかというのも重要です。
 さて、宝石トークンの獲得のルールですが、別々の三種類の宝石を一枚ずつ獲得するもしくは同じ種類の宝石を二枚獲得する、というものです。
 いずれの宝石を選ぶにしろ場に残っていない宝石は獲得できず、同じ種類の宝石を二枚獲得する場合は、場に四枚以上の同じ宝石が残っていない限り選べません。

 たとえば、上の画像だと青のトークンのみ4枚未満(3枚)であるため二枚取りができません。
 また、ワイルドカラーの宝石となる黄金に関してはこのアクションでは獲得できません。
 ちなみに、宝石トークンには所持上限があります。
 全てのプレイヤーは黄金を含めて10個を超える宝石トークンを所持できません。
 もし、10個を超えるように宝石を獲得するアクションを打った場合は、獲得後宝石を10個まで選んで減らすことになります。

 このように、10個を超えてしまった場合は下の所持トークン数を示すバーから、場に戻すトークンを選びましょう。

発展カードの獲得

 宝石トークンが貯まったら、次は発展カードを獲得してみましょう。
 手持ちの宝石で獲得できる発展カードが場にある時は、下の画像のように該当するカードが枠に囲まれます。

 ちなみにカードが場からなくなった分は、すぐに補充されます。

 発展カードの中には得点があるものもあります。
 カードの左上に数字が書いてあるものが得点をもたらすカードです。
 発展カードの得点は0点から5点まであります。
 また、獲得した発展カードは得点以外に重要な役割を持ちます。
 上の一枚目の画像のように右上に黒い宝石が描かれたカードを獲得したとしましょう。
 すると、二枚目の画像ではトークンの所持数の横にもう一つ1が増えたのが分かりますでしょうか?
 実はこのように、獲得した発展カードはプレイヤーの宝石として、以後永続的に使えます。
 たとえば、右上に赤い宝石が描かれたカードを7枚集めれば、一番上の列にある赤7で4点のカードだって無料で獲得できてしまうのです。
 しかも、発展カードがもたらす宝石は10個の所持上限数には含まれません。
 一見宝石を支払って一枚のカードを取るだけでは弱いだけに見えますが、これを繰り返すことでどんどん獲得できるカードが増えていきます。
 それがこのゲームの拡大する快感といえるでしょう。

発展カードの確保

 とはいえ、場が共通である以上取りたいカードが手番の関係上どうしても対戦相手に取られてしまう、という状況は多々あります。
 そういう時は、カードの確保をしてみましょう。

 カードの確保も獲得と同じく、確保したいカードを押せば自動で確保してくれます。
 確保したカードはいつでも獲得できる上、他のプレイヤーに取られる心配はありません。
 さらに、画像のようにワイルドカラーの宝石トークンである黄金もおまけでついてきます。
 ただし、場の黄金トークンも有限である点と、カードの確保上限が3枚であることはご注意ください。
 特に三枚のカードを確保してしまうと、確保したカードをプレイしない限りそれ以上の確保ができなくなってしまいます!

貴族タイルについて

 貴族タイルは画面右側に縦に3~5枚並んだタイルで、プレイヤーにボーナス得点(1枚3点)をもたらします。
 貴族タイルには色と数字を示すアイコンがいくつかついており、これらはタイルの獲得条件を表します。

 たとえばこのタイルなら白と青と緑の発展カードを3枚ずつ獲得していれば、手番の終わりに自動的に獲得できます。
 ただし、貴族タイルの条件を1手番で同時に複数満たしたとしても、1手番で獲得できる貴族タイルは1枚のみです。

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いくつかの攻略テクニック

色の特徴を知る

『Splendor』の発展カードは5色に分かれていますが、実はすべての色が同じ動きという訳ではありません。
 大きく分けると青・緑は単色で積みやすい色です。
 逆に赤・白・黒に関してはそれら3色が互いに補い合う形で伸ばしやすい色です。
 この色の特徴を知っているかどうかだけで、ゲームのプランニングが大きく変わってくるはずです。
 たとえば青7が要求される発展カードを獲得したいなら、青を中心に獲得して、獲得できるとしても敢えて赤白黒などの発展カードは取らない、などのプレイングをしてみると、無駄な手番を費やさなくて済みますよ。

最初の盤面を見て強い色を判断する

 色の特徴を理解すると、初期盤面を見ることで強い色と弱い色が何となく分かるようになってきます。
 特に得点源となる一番上の列のカードは獲得も難しいため、そこまで入れ替わることもありません。

 そのため、たとえば上の画像のように青のカードが一番上の列にほとんど見えていない状態で、一番下の列の青の宝石などを集めても無駄になってしまいます。
 貴族タイルの色も判断材料になりますが、貴族タイルメインで戦略を組むと、大抵の場合破綻します。
 理由は、貴族タイルは3点で固定ですが、3点であれば一番上の列の最低点数か真ん中の列の最高点数と変わらないため、意味のないカードをたくさん獲得してまで貴族タイル1枚を取る行動が強いとは言えないからです。

確保を活用する

 カードの確保アクションは、本来1手で獲得できる発展カードを2手かけて行うアクションなため、最初は弱いアクションだと思いがちです。
 しかし、盤面の宝石トークンが有限である以上、黄金トークンが1つついてくるという「おまけ」が想像以上に強いことが実際に確保してみると分かると思います。
 トークンは貯まってきたけどほしいカードには少し黄金が足りず、場にそれ以上のトークンがない。
 そうした時も、確保を打つことでスムーズにその後のゲームに繋げられます。

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おわりに

 いかがでしたか?
 2回に渡って紹介してきた『Splendor』ですが、ボードゲームカフェなどではどこに行っても置いてあるような名作です。
 ルールは若干薄味に感じるかもしれませんが、逆にこの簡単なルールでここまで奥深い駆け引きと終盤の快感を引き出せるゲームはなかなかないんじゃないかと思います。
 戦略を立てて思考するゲームが好きな方、気軽に友人や家族たちと集まって遊びたい方は宝石トークンのコンポーネントも素晴らしい製品版を買うのも良いかもしれませんね。


 最後までお読みいただきありがとうございました!

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