神秘的な北欧の世界を舞台に、戦闘・建築・クラフトなどを楽しめるオープンワールド型サバイバルゲームValheim(ヴァルヘイム)。
早期アクセスゲームながら完成度は高く、十二分に遊べる作品となっています。
そんな魅力的なValheimですが、ゲームの進行方法が少し分かりにくいため、楽しさに気がつく前に諦めてしまった人も多いのではないでしょうか?
今回はValheimの世界を楽しむために、序盤で知っておきたいシステムと、ゲーム内でできることを紹介します!
どうぞ、最後までお付き合いください。
攻略に必須の基本システム
ゲームを始めると、プレイヤーは突然見知らぬ土地へ放り出されます。
カラスの姿をしたフギンが都度アドバイスをくれるのですが、少し抽象的で分かりにくいですよね…。
まずは基本的なシステムを把握して、生活の基盤を整えていきましょう!
キャラクターの強化
キャラクターの能力の高さは、スキルのレベルで表現されます。
TABキーを押してインベントリを表示した後に、画像の赤丸部分を選択するとスキルを確認することができます。
スキルに対応した行動をとることで経験値が貯まり、一定の経験値を得るとスキルレベルがあがります!
「走り続けていると走りのレベルが上がり、長くダッシュできるようになる」といった感じです。
Valheimでは好きなキャラクターを好きなワールドで使用できるので、愛着のあるキャラクターで色々な世界を探索出来ますね。
走りやジャンプなど、日常的に行っている行動は必然的にレベルが上がっていきます。
しかし、剣や槍など特定の武器のスキルはその武器を使用する必要があります。
後半の戦闘ではブロックスキルが重要になってくるので、積極的に盾を使用してブロックスキルを上げておくのがおすすめです!
拠点の建築
拠点を建築するには、まず作業台を設置しましょう。
クラフトや装備の修理が可能な作業台ですが、野ざらしの状態では使用することができません。
画像のように簡単に壁と屋根をつけるだけで大丈夫なので、まずは簡単に囲ってしまいましょう。
作業台を設置した後にハンマーを手に持つと、作業台を中心に地面に白い円が表示されます。
この円の範囲が建築可能な範囲です。
ハンマーを持った状態で右クリックをすると、建築メニューが開きます。
好きな建物を選択して、どんどん設置していきましょう!
プレイヤーが白い円の外側に出てしまうと、円の内側を対象としていても建築不可となります。
必ず円内に立った状態で、建築を行ってください。
地面がでこぼこしていて建築がやりにくい場合は、鍬を使うと地面を整地できます。
最初に床を一つ設置して、その床の上に乗って周りを整地すると、均一に地面をならすことができるので活用していきましょう!
拠点に設置しておきたいのがベッドです。
ベッドは使用するとスポーンポイントを設定することができます。
また、夜に寝ると朝まで時間をスキップできますが、室内に置いただけでは寝ることができません。
ベッドで寝るためには、ベッドの近くに焚き火を設定する必要があります。
焚き火は、必ず地面の上に設置する必要があります。
床の一部をはがして、焚き火を設置するスペースを確保しましょう。
室内に焚き火を設置する場合に気を付けたいのが、煙の処理です。
基本的には焚き火の上に穴を開ければ良いのですが、屋根の高さによっては煙が室内に流れてしまう場合があります。
室内に煙が充満すると「いぶされている」というメッセージが表示され、継続的にダメージを受けてしまいます!
これでは、せっかく作った拠点が台無しですよね。
煙が室内に流れるのを防ぐには、焚き火の上に囲いを作り煙の流れを制御しましょう。
外に向かって煙を流すことができます。
序盤は、焚き火とベットと作業台といった最低限の設備があれば十分です。
しかしゲームが進むと、敵が拠点を攻めてくる襲撃イベントが発生します。
余裕があれば拠点を柵で囲うなどして、対策をしておきましょう!
マップの開拓
マップは、プレイヤーや移動した部分が更新されていきます。
ゲームを始めたら、まずは自分がいる大陸の地図を埋めていきましょう。
マルチプレイの場合は、右下の「他プレイヤーに表示」にチェックを入れてください。
自分の位置が他プレイヤーのマップに表示されるようになります。
マップを埋めていると、ダメージを受けるエリアや敵が強すぎるエリアに出会うことがあります。
侵入が困難なエリアは、基本的に次のボスがいるエリアになっているので、無理をして侵入しないようにしましょう。
Valheimは「ボスを倒して入手した素材を元に装備を整え、次の強さのエリアを探索する」という手順を繰り返して、行動範囲を広げていきます。
無理に高レベルのエリアに侵入しても、道具のレベルが足りずに素材採取ができなかったりするため、あまりメリットはありません。
マルチプレイでゲームをしていた場合、自分が埋めたマップは他プレイヤーには自動共有されません。
マップ情報を共有するには、地図作成テーブルという設備を拠点に設置する必要があります。
地図作成テーブルを調べると、自分が埋めた部分のマップ情報が、他プレイヤーの地図に反映されます。
素材の入手
素材を入手する主な方法は、素手で拾う・敵を倒す・木を伐採する・鉱石を採掘するの4つです。
木の伐採と鉱石の採掘については、道具のレベルによって入手できる素材が変わってきます。
例えば序盤でもよく見かける樺の木は、石斧で切ろうとしても「固すぎる」とメッセージが表示され、伐採することができません。
伐採スキルという概念があるため、スキルレベルが足りないのかと勘違いしがちですが、これは武器のレベルが足りていないためです。
探索を進めて、妥当なレベルの道具を作れるようになれば、簡単に伐採できます。
採取できない木や鉱石があった場合は、一旦放置して他に採取できるものがないか探索を進めていきましょう!
アイテムクラフト
クラフトは作業台を使って行います。
クラフトレシピは、素材となるアイテムを初めて入手した時に解放されるので、知らないものを見つけたら、どんどん採取していきましょう。
作業台で使用する機能は、画像の①~④です。
- 作業台レベル
高ランクのアイテムをクラフトするには、作業台レベルを上げる必要があります。
該当するアイテムを作業台の周囲に設置することで、レベルを上げることができます。
画像の矢印は切断台を設定したものですが、光が作業台に伸びているのが分かりますね。
この状態になっていれば、アップグレード完了です。
該当アイテムは建設メニューに星マークがついているうえに、「作業台 改良」と説明もあるので一目で分かりますね。 - アップグレード
作業台のレベルまで装備をアップグレードし、強化することができます。 - 作成
作りたい物を選択して作成しましょう。
作業台をアップグレードすると、クラフトできるアイテムも増えていきます。 - 修理
このボタンを押すと、持っている装備を修理することができます。
装備を選ぶことはできず、押すたびに手持ちの修理が必要な道具が修理されます。
現在、修理に素材は不要なので、耐久値が減ったらこまめに修理しておきましょう。
ゲームが進むと金属を使用した、武器や防具をクラフトできるようになります。
金属の加工には鍛冶場を使用しましょう。
鍛冶場の使い方は、作業台と同様です。
こちらも設備を充実させて、アップグレードしていきたいですね。
Valheimの世界で色々な事に挑戦しよう!
基本を抑えたら、次は自由に世界を楽しみましょう。
Valheimには、ついつい時間を忘れてしまう魅力的なシステムがちりばめられています。
畜産で自給自足の生活を手に入れる
序盤から貴重な食料となる猪肉ですが、ゲームを進めていくと拠点の周りに猪が居ないなんてことも多々ありますよね。
そんな状況を回避するために、拠点で猪を飼育して増やす方法があります。
まずは、野生の猪を手名付けることから始めましょう。
手名付けるためには、猪を囲いの中に閉じ込める必要があります。
閉じ込めたのちに、ラズベリー・ブルーベリー・ニンジン・カブ・キノコのいずれかを、餌として囲いの中へ投げ込みます。
この際に、猪の周りに火を置かないことと、人間の姿を見せないことを心がけてください。
猪が周囲に危険を感じると、怯えてしまい懐くのが遅くなってしまいます。
閉じ込める場合は、穴に落とす、壁で囲ってしまうなど、猪の視線を遮る工夫をしておきましょう。
猪が空腹になるたびに餌を与えていると、徐々に慣れていきます。
「猪は慣れている」と表示されれば、完全に懐いた状態です。
懐いた状態の猪を2頭囲いの中にいれて餌を与えておくと、子猪が生まれます。
後は、定期的に餌を与えておけば、どんどん猪が増えていくはずです。
懐いた状態の猪は仲間扱いになり攻撃があたらないため、肉にするには屠殺用ナイフが必要になるので準備しておきましょう。
農業で野菜を大量生産
旅していると野菜の種を拾うことがありますが、拾った種は拠点に植えて増やすことができます!
野菜は料理の材料になるうえに、安定して収穫できるので、種を拾ったら栽培するようにしましょう。
農業を行うには、耕運具を使用します。
耕運具を手に持った状態で右クリックをすると、耕運メニューが表示されます。
まずは、左上の耕運を選択して地面を耕します。
耕し終わったら再度耕運メニューを表示して、植えたい野菜の種を選択しましょう。
種を選択した状態で、耕した地面を左クリックすると、苗が植えられたのが分かると思います。
植えた後は水やりなどの世話は必要ないので、成長するのを待ちましょう。
収穫した野菜は料理に使用してもよいですが、再度植えると成長後に種を入手できます。
種が少ないうちはこれを繰り返して、種を増やすことに専念するのがおすすめです。
世話の必要のない農業ですが、幾つか注意点もあります。
- 特定のバイオームでしか育たない種が存在する
序盤~中盤で手に入る、ニンジン・タマネギ・カブといった野菜は特に気にする必要はありませんが、終盤のバイオームとなる平地や霧の地には、そこでしか育たない野菜が生息しています。 - 近づけて植えすぎると育たずに枯れてしまう
大きく空ける必要はありませんが、人1人分程度の余裕を持って植えるようにしましょう。 - 猪が野菜を食べてしまう
野菜を植えた後は必ず柵で囲うようにしてください!
朝起きるのと何も残っていないという、悲しい出来事が起きないようにお気をつけください。
野菜の種はなかなか見つからない場合もあるので、枯れてしまうのは怖いですよね。
慣れないうちは一気に植えずに、少しずつ植えて様子を見るのもよいですよ。
養蜂でハチミツを入手してお酒を造る
北欧といえば蜂蜜酒。
Valheimの世界でも、もちろん蜂蜜酒を作ることができます!
蜂蜜酒の効果は、体力・スタミナ回復、毒耐性、寒冷耐性などさまざま。
どれも冒険を楽にする効果ばかりなので、ゲームが後半になるほど持っておきたいアイテムです。
まずは、蜂の巣を設置して養蜂を行いましょう。
蜂の巣を設置して暫く放置しておくと、ハチミツを採取できるようになります。
ただし、満足度が低いとハチ達はハチミツを生産しません。
あまり密集して蜂の巣を設置すると、ハチの満足度が低下してしまうようなので、ある程度間隔を空けて設置するようにしましょう。
蜂の巣1つにつき、ハチミツの最大ストック数は4個なので、こまめに採取するようにしたいですね。
ハチミツを蜂蜜酒に加工にするには、大鍋と発酵樽を使用します。
まずは大鍋を使用して、蜂蜜酒主成分というアイテムを作成しましょう。
作成した蜂蜜酒主成分を発酵樽に入れて暫く待つと、蜂蜜酒の完成です!
釣りで様々な魚を釣り上げる
釣りで魚を釣り上げて、食材に加工することができます!
釣りをするためには、商人から購入する釣り竿と釣りの餌が必要になります。
商人は、初期スポーンした大陸以外の黒い森で見つけることができるでしょう。
大陸を移動する必要があるので、出会えるのは船を作ってからになりますね。
釣り竿を手に持ったら川辺に行き、左クリック長押しで投げる距離を決め、左クリックを離してキャストします。
釣りの餌はキャストするたびに消費されてしまうので、注意してください。
暫く待っていると、魚が近づいてきてウキが沈みます。
すかさず右クリックをして魚を針にかけましょう!
スタミナが切れるまでに糸を巻ききることができれば、魚を釣り上げることができます。
スタミナ勝負になるので、どうしても釣り上げられない時はスタミナを上げて挑戦してみましょう。
釣り上げた魚は大鍋で生魚に加工し、料理の材料に使用します。
魚にはレア度があり、レア度が高い魚ほど多くの生魚に加工できますが、釣り上げるのが難しくなっています。
全部で十数種類の魚がいるので、スタミナを上げて全種類制覇にチャレンジするのもよいですね。
料理を食べて体力とスタミナをアップ
Valheimの世界を旅するうえで、食事は非常に重要な要素です。
体力とスタミナの上限は、食べた食事によって変化します。
画像は左から、何も食べていない状態、序盤の食料の焼いた猪肉のみ食べた状態、後半で作れる食事を食べた状態です。
画像からも分かるとおり、効果の差は歴然ですね。
料理は最大3つまでしか食べられず、消化するまで次の料理は食べられないので、効果の高い料理を効率的に食べることが重要になってきます。
敵が強すぎて勝てない時は、食事を変えることも検討してみましょう。
料理を作るには、調理設備か大鍋を使います。
両方とも、使用するには火のついた焚き火の上に置く必要があるので注意してください。
もっとも手軽な方法は調理器具で肉を焼くことです。
調理器具は、作業台不要でどこにでも設置できるので、序盤から中盤までお世話になるでしょう。
ただし、手持ちの肉をランダムに設置してしまう、焼けた肉は手動で回収する必要があるなど、手間がかかるのが難点ですね。
中盤以降に作成できる大鍋は、手の込んだ料理を作ることができます。
材料を用意するのは大変ですが、待ち時間なく効果的な料理を作ることができるので、非常に便利な設備ですね。
香辛料台や肉切り台といった設備を周りに設置すると、大鍋のレベルを上げてより高レベルの料理を作れるようになるので、忘れないようにアップグレードしておきましょう。
Valheimの料理の種類は多く、なんと50種類近く用意されています。
いろいろな料理を試してみて、体力上昇優先やスタミナ上昇優先など、効率的な組み合わせを見つけてください。
航海に出て新たな大陸を発見
ヴァイキングといえば、海の男のイメージですよね。
Valheimでも、大海原に乗り出すためのヴァイキング船が用意されています。
船についている舵を調べると、操舵モードに切り替わります。
- 帆の開き方
操舵モードで前進・後進を押すと、帆の開き方を変更できます。
風がない時や、障害物に引っかかった時は、一番左の舵のみに切り替えて船を動かしましょう - 風向き
船に対する風向きを表示しています。
図は、追い風を受けている状態ですね。
船のスピードを上げるためには、常に帆全体が風を受けるように操作しましょう。
最初は簡単ないかだしか作れません。
泳ぐよりは格段に速いですが、流れのある場所では身動きがとれなくなってしまいます。
遠出をするというよりも、少し幅の広い川を渡る・陸沿いに海上を移動するといった用途で使用した方がよいでしょう。
ゲームが進むと、耐久力が高く複数人で乗れる船も作れるようになります。
船のストレージも増えるので、新しい大陸への冒険や、アイテムの運搬も楽になりますね。
ただし、海の上も安全という訳ではなく、襲ってくる脅威もあるのでご注意ください。
まとめ
今回は、序盤で知っておきたいシステムと、ゲーム内でできることを紹介しましたが、いかがでしたか?
ゲームを進めるためのヒントが少ない印象はありますが、建築・戦闘・探索・クラフトと、プレイヤーがやりたいことを選んで熱中できる自由度の高いゲームだと思います。
皆さんも、是非お気に入りの遊び方を見つけて、Valheimの世界を楽しんでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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