【CATAN UNIVERSE】カタン初心者のためのセオリーと今すぐ使える簡単なテクニック

ボードゲーム

 前回までの記事では、ボードゲームの王様『カタンの開拓者たち』が基本無料で遊べる『CATAN UNIVERSE』の製品概要や搭載モード、さらには『カタンの開拓者たち』のルール解説を二回に渡ってご紹介させていただきました。

◆過去記事はこちら

~基本無料で遊べるボードゲームの王様~

~ルール詳細紹介と各モードの楽しみ方~

今回の記事では『CATAN UNIVERSE』をダウンロードして何度かAI戦を遊んでみたものの「あれ、このゲームなかなか勝てなくない?」といった感じられた方向けに『カタンのセオリー』をノンストップで叩き込ませていただきます!
 今は勝てなくても大丈夫!
「カタン初心者」はアナログゲーマーのほとんどが通る道です。
 この記事を最後まで読んでいただければ、きっと明日からは少し違ったゲーム展開が増えてくるはずです。

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盤面上で「強い配置」と「弱い配置」は明確に存在する

基本となるD6×2の出目確率

『カタンの開拓者たち』はかなりシビアな戦略ゲームであり、そのためにどうしてもプレイヤーの腕次第では勝負にならない場合だってあり得ます。
 それでも筆者は『カタンの開拓者たち』はボードゲームの王様であると思いますし、それは『CATAN UNIVERSE』を含め世界中で親しまれる『カタン』というコンテンツの今を見れば明らかでしょう。
 確かに「俺『カタン』って苦手なんだよね~」ってフランクに語る兄ちゃんは、一定数ゲーム界隈に存在します。
 もちろんゲームの好みは人それぞれですし、好きの理由も嫌いの理由も人それぞれでいいと思います。
 それでも、一つだけ「嫌いな理由」として許せないセリフが筆者にはあります。
 それが「だってダイス振るだけの運ゲーのわりに長いんだもん」ってセリフです!
 ……ここで「え? そんな運ゲーか?」と首を傾げた『CATAN UNIVERSE』ユーザーであり本記事の読者の皆さんは、胸を張っていただいて大丈夫です。
 この時点ですでに「カタニスト」(世界中に数多いるカタン愛好家の総称)の素質があると言えるでしょう。
『カタン』が運ゲーではない理由を、まずはご説明いたします。
 冒頭で述べた通り『カタンの開拓者たち』はかなりシビアな戦略ゲームであり、はっきり言ってしまえば初期配置を含めた陣取りを間違えれば、その時点で勝負に勝つことがほぼないゲームです。
 では、強い陣地と弱い陣地、どうやったら見分けられるでしょうか。
 その答えのすべてが、この表にあります。

 これは今なお多くの大学受験生を悩ませ続けている数学の「確率」の分野で頻出する、6面ダイスを2個振った時の出目合計の分布です。
 36通りある出目のパターンの内同じ色の数字がそれぞれ同じ確率で出て、2と12がそれぞれ最も出にくく、7がもっとも出やすいという結果が分かりますね。
 さて、なぜ唐突にこんな頭の痛くなるような「お勉強」の話題を出したかと言うと……もうお分かりの方も多いのではないでしょうか?
 そう、この出目を前提としなければ『カタンの開拓者』で正しい陣取りをすることはできないからです!

強い陣地と弱い陣地の見分け方

 さて、その上で質問です。
 下の写真のように初期配置を選ぶ場面で、皆さんはいつもどの辺りのマスに陣取りますか?

 3番手のためAIの対戦相手がすでに2か所に開拓地を配置していますね。
 さすがAI。1番手の緑が序盤大量に必要となる木材が一番出やすそうな「5」の森マスと、確率上最も資源が手に入りやすい麦畑「6」のマスを両取できるマスを確保してきました。
 2番手青も手堅く、最も効率よくレンガを集められる右上にある「8」のマスを押さえてますね。
 というかこの時点で、早くも序盤必要な木材やレンガが確保しにくい盤面になってしまっています。
 初期配置がかなり偏った盤面になり、特定の資源がそもそも市場に供給されないというのも『カタン』あるあるです……。
 ですが、ここで焦ってはいけません。
 実は『カタンの開拓者』で初心者が陥りがちな罠は「序盤必要な木材やレンガなど、資源の種類を見て陣取りした結果、ジリ貧になり他の有力な陣地を先に取られてしまう」といった展開です。
『カタン』はルール上他プレイヤーとの資源交換の交渉ができる上、最悪応じてくれるプレイヤーがいなければ、銀行(サプライ)とも交換ができます。
 また、海沿いの港マスをうまく活用できれば、サプライとの交換も少し効率よく取引できます。
 そのため、初期配置及び序盤の陣地展開で重視すべきなのは「資源数>>>資源の種類」なのです!
 ちなみに最初にご紹介したダイス目の確率ですが「どうせ確率に過ぎないし、うまくいかないときはうまくいかないんでしょ?」とお考えの方がまだいらっしゃるなら、下の画像をご覧ください。

『CATAN UNIVERSE』では左下のメニューから、そのゲームのダイス分布を見ることができます。
 これは本来一番出やすい盗賊の「7」が出ないなどさすがに偏りすぎな気もしますが、図のように「6」や「8」に出目が偏るのは不思議なことではありません。
 ちなみに筆者は初期配置で上の画像の通り、左側にある石「6」のマスを確保しにいきました。
 石は序盤はそこまで必要ありませんが、終盤以降石が不足して都市化ができないと高確率で点数が伸び悩み、息切れし始めます。
 序盤の展開を考えると一つ下の森「3」の方がおいしいのですが、ここを押さえなかった理由は「たくさん手に入るであろう石を最も有効活用するため」です。
 詳細は後半に記載いたしますね。

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「カタン初心者」でもすぐに使える! カンタン攻略テクニック

発展カードを有効活用しよう

 突然ですが皆さんは『カタン』で稼げる得点は開拓地や都市だけだとお考えではないですか?
 これも『CATAN UNIVERSE』をインストールして間もない頃にやりがちなプレイなのですが、序盤から開拓地や都市を連打した結果、盤面が詰まってきて息切れ……。
 もしくは8点くらいで伸び悩み始めたから何とか道路ばかり増やしてロンゲストを狙うも、僅差で10点を達成され惜敗……。
 こうした「あと少しの差」を埋めるには盤面以外から得点を引っ張ってくるのが効率的なことも多いのです。
 恐らくこの記事をお読みの皆さんの多くが、何度も見たことがある画面です。
『CATAN UNIVERSE』プレイ中にひっそりと置かれた建設コストサマリーですね。
 これを見れば「都市化するには石3つと麦2つ必要なんだな」とか「開拓地を作りたいけど、今の資源状況では羊が足りないのか」など、建設コストを覚えなくてもいつでも確認できます。
 ただ、このサマリーは各建設コスト以外に一つ、重要な情報が書かれています。
 それが「Road」「Settlement」などの文字の上に小さく書かれた「=〇VP」です!
 たとえば「Load」の上には「=0VP」とありますね。
 これは道を建設しても点数が入らないということです。
 そして、「Development」の上を見てみると「?VP」と書いてありますね。
 実は発展カードを引くいた時に、運が良ければ得点が得られるカードを引ける時もあるんです。
「Development」で引ける発展カードの山札は25枚で、何種類かのカードが混在しています。
 一番よく目にするのは「騎士」のカードで、こちらは14枚入っています。
「騎士」を手番でプレイすれば盗賊を今の位置から任意の場所に置きなおせる上「7」の目を出した時同様、移動先の隣接マスにコマを置いているプレイヤーからランダムで資源を奪えます。
 また、単純に得点を増やせるカードが5枚入っており、こちらを得た時は1VP分を得られます。
 ただし、得点カードを公開するのは10点を獲得して、勝利宣言をする時のみ。
 つまり極端な話、山にある5枚の得点カードをさっさと引くことができれば盤面が5点の状態からいきなり勝利することもできるのです!
 ちなみにそれ以外の6枚も「プレイ時道を2本無償で建設できる」「プレイ時好きな組み合わせで資源を2個獲得できる」「プレイ時一つの種類の資源を宣言して、その資源を持っているプレイヤーはすべて該当資源をそのプレイヤーに渡す」といったカードが各2枚ずつ入っており、盤面から得られない資源を発展カードで賄うことも十分可能です!
 前半の画像のように、資源が偏りそうな盤面だと感じたら、無理に木やレンガを集めるよりもまずはたくさん資源を得て、余った資源はすべて発展カードにつぎ込む戦術が有効と言えるでしょう。

港を有効活用しよう

 発展カードと盤面以外にも、ダイスロールで手に入らない資源を調達する方法は存在します。
 他プレイヤーとの交渉がうまくいかない時に、銀行と「4:1」で好きな資源を交換できるのはすでにご存じの方も多いかもしれません。
 とはいえ、4個支払って得られる資源が1つというのはあまりに非効率です。
 そのため、資源の取引自体をほとんど行わない読者の方も珍しくはないと思います。
 そこで有効なのが海岸沿いに存在する「港」の利用です。
 まずは下の盤面をご覧ください。

 左端の石「2」のマスの隣に、開拓地を立ててみました。
 これが前半で少し触れた「敢えて木の『3』マスを取らなかった理由」です。
 この海岸のマスは本来隣接マスが「2」のマスしかないため、資源的には美味しくない僻地ですが、よく見ると隣の海のマスに石のアイコンがあるのが分かりますでしょうか?
 実はこれが「港」と呼ばれる要所で、この隣接マスに陣取ったプレイヤーは以後ゲーム終了まで永久的に、銀行との取引を有利に進められます。
 たとえば石のアイコンの港を利用できれば本来「4:1」交換だった取引が、石のみ「2:1」で行えるのです!

 ちなみに「?」のマスは「3:1」ですがすべての資源に適用されるので汎用性がかなり高いと言えます。
このように、資源の数さえ確保できてしまえば一種類の資源に偏ろうとも港を利用できれば、銀行取引によってあっという間に優位に立つことができます。
 むしろ資源が偏るということは他プレイヤーが当然その資源を得にくい状況になっていますので、一方的にアドバンテージを独占できるのです!

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まとめ

 今日ご紹介してきたように『CATAN UNIVERSE』では盤面や出目の悪さに左右されにくい方針を立てることで、安定して資源を潤沢に回し、得点化できるようになります。

木やレンガを序盤に集められそうにないなら、迷わず初期配置は「6か8」のマスの確保を最優先に!
うまく資源を集められないならいっそ、銀行取引前提で資源を1~2種類に偏らせるのもアリ!
港の隣接マスを「資源が得にくいから」と言って敬遠するのはもったいない!

 こうしたテクニックを今日から活用していけば、すぐに『CATAN UNIVERSE』のAI相手では満足できなくなりますよ!
 さあ、そうなればいよいよまだ見ぬ対人戦へ……!
 今回で本サイトの『CATAN UNIVERSE』攻略記事は一旦連載終了予定ですが、皆さんはこれからますます『CATAN UNIVERSE』を楽しんでいただけることを信じております!
 では最後に皆さま、これからも末永く素敵な開拓者ライフを!

 最後までお読みいただきありがとうございました!

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