製品概要
WING SPAN(ウイングスパン)ってどんなゲーム?
『WING SPAN』はStonemaier Games社によって2019年に出版された戦略系ボードゲームで、1プレイ1~2時間ほどのプレイ時間です。
ちなみに同年に日本国内でもアークライト社が完全日本語版を発売しています。
当時からボードゲーマーの中で注目度の高かったタイトルだけあり、拡張セットやデジタル版も複数出ていますね。
steamでも本記事執筆時点では基本セットのみ発売されていますが、第一拡張のヨーロッパ拡張(ヨーロッパの鳥カードたちがゲームに追加されます)もベータテストを終え「まもなく登場」と書いていますので、拡張セットもsteamで発売される見通しのようです。
さて、この『WING SPAN』は実在の鳥たちがオールユニークのカードとなっており、その鳥たちを個人ボード上の保護区域にプレイすることで勝利点を得ていく戦略系ボードゲームです。
このように、プレイした鳥たちは森や水辺など、実際の生息地にプレイされるので、ただのカードゲーム以上に親しみがわきますね。
そして収録される鳥カードの種類は、基本セットのみでもなんと170種類!
ツバメやカラスのようにだれもが知っている鳥から、見たことも聞いたこともないような名前の鳥まで数多くいて、何度か遊んでいる内に学者気分になれます!
ただし、この『WING SPAN』の魅力はこうした魅力的な鳥たちだけではありません。
実は筆者は初めて遊んだボードゲームがこの『WING SPAN』でしたが、この『WING SPAN』のゲームとしての面白さに感激し、三年経った現在では自宅に100以上のボードゲームを抱えるボードゲーマーになり果てました(笑)
プレイした鳥カードはゲーム終了時にカード左側の羽のマークで示された得点をもたらしてくれますが、それ以外にもプレイ時に効果を持つ鳥や、他のアクションを打った時に誘発する能力を持つ鳥など効果の種類も様々です。
つまり、うまく鳥たちを組み合わせると「勝手に資源が増えていく!」「勝手に得点が増えていく!」といったエンジンが出来上がり、非常に気持ちいいんです!
写真映え、カードの鳥たちのイラスト、ゲーム性と三拍子そろった『WING SPAN』ですが、steam版だと背景やBGMの鳥のさえずりなども秀逸で、まるで鳥たちの楽園に迷い込んだかのような没入感をプレイ中は得られますよ!
対応言語は? 日本語は対応している?
steam版『WING SPAN』は全12言語に対応しており、日本語版にもバッチリ対応しています。
カードテキストが多めのゲームなので「対応しているとは言っても訳が怪しいと不安だなあ……」という方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらもバッチリ分かりやすい和訳です! ご安心を!
ちなみに本体価格は2050円ですが、頻繁にsteamのセール対象となって値引きされていることもあるので、少しでも安く手に入れたい方はタイミングを探るのも良いと思います。
搭載モードについて
チュートリアルの遊び方
チュートリアルはメインメニューの「プレイ」の先の画面から遊べます。
実際にチュートリアルを押してみると「ロビン」というNPCが、操作方法からゲームのルールまで本当に親切に説明をしてくれます!
正直、ゲームの前知識ゼロでもこれさえ聞いておけばプレイに支障がないレベルで、もちろん和訳が怪しい部分もほぼ見つかりませんでした。
カスタムゲームの遊び方
プレイの先の画面からカスタムゲームを遊ぶこともできます。
カスタムゲームは、実際に『WING SPAN』を遊ぶモードですが、対戦相手として3種類のレベルのAIや人間を設定することができます。
AIは単にCPU戦ですが人数も最大四人まで作れますし、2人以上の人間を設定した場合は画面共有による対人戦も可能です。
もちろん、2~5人戦の範囲であればAIと人間を混ぜることもできますよ!
オートマ戦の遊び方
ボードゲームにあまり馴染みのない方は「オートマ戦とAI戦ってどう違うの?」と疑問を感じられるかもしれませんが、オートマ戦はアナログ版のボードゲームにルールとして付属している「一人プレイ専用のルール」とお考え下さい。
『WING SPAN』のオートマ戦では、オートマと一緒に自分でカードを回していき、目標への到達などを目指します。
トライアル感覚でトレーニングしたい方におすすめです!
オンライン戦の遊び方
オンライン戦は一手5分以内の時間制限が付いたリアルタイムマッチと、72時間以内の非同期マッチ(気付いた時に手番を行って返す方法の長時間卓)の他、離れた友人とのカスタムゲームも遊べます。
ボードゲームのオンラインマッチでリアルタイムと非同期がきっちり分かれているのは非常にありがたいですね!
用途に応じて遊べるので、腕に覚えがある方は積極的に世界中の強豪たちと戦っていきましょう!
こんな人にWING SPANはおすすめ!
さて、ここまでは『WING SPAN』のゲームとしての魅力や、steam版の搭載モードなどをご紹介してきました。
ここまでお読みいただいた上でまだ購入するか迷っている方は、以下の項目の中で1つでも当てはまったらご購入をおすすめします!
・鳥や鳥の生態系に興味がある方
・TCGなど、カードのコンボを考えるのが好きな方
・バチバチした戦いはあまり得意でない方
・平和な気持ちでゲームをのんびりと楽しみたい方
・忙しい日常に疲れている方
ちなみに余談ですがタイトルの「ウイング・スパン」は翼の長さのことです。
すべての鳥カードの真ん中にその鳥の翼の長さが書かれており、第二拡張のオセアニア拡張からは、この翼の長さを参照するカードも出てきますよ!
この平和でありながら奥深い戦略ゲームを遊べば、読者の皆さんも筆者のようなボドゲ沼に沈むこと間違いなし!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
コメント