国内で初めて販売された際は売り切れ品薄状態が長く続いたボードゲーム『Aeon’s End』。
そんな話題作が手軽にSteamでも遊べるのは皆さんご存じでしたでしょうか。
本記事ではSteam版『Aeon’s End』の製品概要、さらには「そもそもAeon’s End(イーオンズ・エンド)って何?」という読者の皆さまに向けたゲーム紹介もさせていただきたいと思います。
是非最後までお読みくださいね!
Steam版『AEONS END』の製品概要
『AEONS END(イーオンズ・エンド)」ってどんなゲーム?
『イーオンズ・エンド』はデッキ構築型の協力ボードゲームです。
プレイヤーは魔法使いとして、ネメシスと呼ばれる強力な敵キャラクターからグレイヴホールドと呼ばれる拠点を守りつつ、敵を打ち倒すことを目的とします。
本作は当サイトで今まで紹介してきた対戦型のボードゲームと違い、プレイヤー間は協力関係です。
そして、ゲームシステムによって処理されるNPCと対戦することになるので、少し今まで紹介してきたゲームとは印象が違うかもしれませんね。
ですが、その分難易度はかなり高めに設定されており、チュートリアルですら気を抜くとあっさりゲームオーバーになります。
また、以前紹介した『ドミニオン』等のデッキ構築ゲームとは異なり、このゲームはデッキ構築ゲームではあるものの、デッキをシャッフルすることはありません。
そのため、捨て札を頻繁に確認しつつ必要なカードが何ターン後に来るかを計算しながら、慎重にプレイする必要があります。
プレイ可能人数について
『イーオンズ・エンド』は1~4人でプレイできます。
プレイヤーが二人以上いる場合はそれぞれが使用キャラクターを選択し、協力しながら敵を倒すことになります。
一人でプレイする場合はソロモードとなり、複数キャラを一人で操作するか一人のキャラのみで敵に挑むのかを選択できます。
もちろん一人で戦う方が体力的にも手数的にも厳しいですが、一人のキャラだけで戦う場合は体力を増やせたりゲームオーバーの条件が緩和されたりします。
そのため、ソロモードを中心に遊ぶ場合は最終的にはお好みのプレイ方法で、ということになるでしょう。
対応言語は? 日本語には対応してる?
対応言語についてですが、残念ながらSteam版『Aeon’s End』は日本語には対応していません。
一応カードにはアイコン表記等もありますがチュートリアルのルール紹介・カードのテキスト等も含めて、プレイの為には簡単な英語程度は読める必要があるでしょう。
また、これはチュートリアルをプレイして感じたことですが、独特な世界観のゲーム故か、ゲーム内の固有単語が多いため、最初はそれらを把握するのに苦労するかもしれません。
とはいえ、システム的にも難易度的にも一度大枠を把握してしまえば非常に遊び甲斐のある大作です。アナログ版と比べて大変安くなっているsteam版を遊んでみて、気になるようでしたら完全日本語版のアナログ版も購入し、ご友人やご家族と遊んでみることをおすすめします。
大まかなルールについて
ゲームの目的と敗北条件
『イーオンズ・エンド』では先述の通り、ネメシスという敵キャラクターとデッキ構築をベースにしたシステムで戦い、敵の体力を0にすれば勝ちです。
逆にプレイヤー側のキャラクター全員の体力が0となり疲弊状態になる、もしくはグレイヴホールドの体力が0となった場合はプレイヤー側の敗北で、ゲームオーバーとなります。
プレイした感覚としては、敵の体力はかなり多く、逆にこちらの体力は敵の攻撃力を考えると非常に心許ないです。
そのため、うまく敵の攻撃をグレイヴホールドとキャラクターに振り分けつつ、敵の突破を狙うのが主流となるでしょう。
なお、敵の攻撃は敵のターンにネメシスデッキからめくられるカードを参照して処理されますが、このデッキが切れた場合はプレイヤー側の勝利となります。
そのため、耐久に振り切ったプレイングをした場合も、勝利することはできそうです。
全体の流れについて
『イーオンズエンド』では、基本的にプレイヤーキャラの手番とネメシスと呼ばれる敵キャラの手番を繰り返していきます。
手番順は画面の中央に示されており、全てのキャラが一度ずつ行動するとターン順がシャッフルされます。
プレイヤーの手番については後述しますが、ネメシスの手番では敵の攻撃をデッキからめくられるカードのテキストによって処理します。
ネメシスの攻撃はめくられた時すぐ処理されず、時差をもって処理されるものも多くあります。
プレイヤーの手番について
プレイヤーの手番は以下の三つのフェイズに分かれています。
①呪文フェイズ
②メインフェイズ
③手札補充フェイズ
①の呪文フェイズでは前のターンに「破孔」(画面中央の月のようなスロット)へ呪文をセットしていた場合、この呪文を唱えて敵を攻撃することができます。
この時、破孔を「Focus」して呪文をセットしていた場合はそのターンに呪文を唱える必要があり、呪文を唱えたらまた破孔は閉じてしまいます。
逆に「Open」で高いコストを払って呪文をセットしていた場合は呪文を持ち越すことができ、呪文を唱えても破孔は開いたままです。この写真を見ると「OPEN」が大変なのも分かると思います。
唱えた呪文はそのまま選んだ順番で捨て札に移動します。
②のメインフェイズでは手札から宝石カードを出して、コスト分のカードを購入したり、キャラ能力を使うためのチャージを貯めたり、破孔を「Focus」したり「Open」したりできます。
特にこのゲームでは敵の攻撃が熾烈なため、買い物で宝石を買って拡大し過ぎると、攻撃する間もなく負けてしまいます。
そのため、宝石カードはなるべく破孔の解放→攻撃呪文の購入の優先度で使い、どうしてもやることがない時や中途半端に宝石が余った時だけ宝石カードを買いましょう。
全てのカードをプレイしてできることがなくなれば、③の手札補充フェイズです。プレイしたカードを捨て札にし、5枚になるまで手札を補充しましょう。この時使わなかったカードを敢えて手札に残し、次のターンに持ち越すのも可能です。
イーオンズエンドはどんな人におすすめ?
今回はざっくりとしたルール・ゲーム紹介をしてきた『イーオンズエンド』ですが、以下のような方には特におすすめと言えるでしょう。
・じっくりと難しいゲームを攻略したい方
・家族や友人と協力してクエストをこなす系のゲームで盛り上がる方
・ある程度の英語を読むことに抵抗がない方
・魔法などファンタジーな世界観が好きな方
記事序盤でもお伝えした通り、かなりの難易度のゲームですが、その分やりごたえと、クリアした時の達成感はかなりあります。
Steam版『Aeon’s End』はアナログ版に比べて値段も手ごろなので、気になる方は試運転がてら購入されるのもいいかもしれませんね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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